春日野カイロプラクティックの松本 和城 D.C.インタビュー

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ドクターインタビュー

近鉄奈良駅からほど近いビルにあるオフィス「春日野カイロプラクティック ならオフィス」には首から上の施術に重きを置き、日々首の不調、体の不調を訴える患者と向き合う松本院長の姿があります。ほぼ口コミで関西はもちろんのこと地方のあらゆる都市から患者様が絶えないというこちら。確かな知識と技術、そしてその根底にある院長の思いを伺いました。

貴院を開設された経緯を教えてください。

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カイロプラクティックの専門学院を卒業後、一度奈良の大和西大寺にカイロプラクティック オフィスを開院しました。その間も知識・技術向上のための勉強を怠りませんでしたが、本物のカイロプラクティックを提供するには、本場で学ぶ必要があると思い、カイロプラクティックの発祥の地・アメリカへ留学。アイオワ州にあるパーマーカイロプラクティック大学でおよそ6年、本場のカイロプラクティックを学び、帰国して「春日野カイロプラクティック ならオフィス」を開院しました。

日本のカイロプラクティックの学校で学ぶ内容と違いはありましたか?

実はカイロプラクティックというのは、アメリカで生まれ、また医療として認められ、メディカルスクール同様の講義や実践を学ぶことができます。解剖学もそのひとつ。一年以上の間ご検体と向き合って人体の仕組みを学ぶうちに「人体構造を知らないと、人間の身体は触れない。いい加減なのか、しっかり理解できているのかで、アプローチ方法はまったく異なる」という結論に至りました。

また、留学することでより多くの知識・技術を習得できたと思います。日本の場合、アメリカ留学から帰国されたカイロプラクターの方から間接的に教わるスタイルですので、教える側の手に入れた技術がひとつ、ふたつのことであれば、おのずと学べる内容も限られてしまいます。私は知識が深く、技数が豊富なほど患者様によりよい施術が提供できると考えますので、アメリカ留学が転機になったと自負しています。

実際、留学前後で施術内容はどのように変わられましたか?

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確実に変わったのは、施術前の検査です。アメリカのカイロプラクティックでは、レントゲン写真をもとに矯正方向を決定し、アジャストメント(矯正)を行うのが一般的です。当オフィスでもその方法を導入し、協力していただいている病院(医院)でレントゲンを撮影してから来院していただいています。特に、当オフィスが専門とする首上の施術は、数ミリ数度の世界ですから、レントゲン写真は重要な判断材料になります。斜め上から、口を開けて…など特殊な撮り方をして、首がどのような状況に置かれているのかを見極めます。さらに、より詳しい状況を把握する方法として、触診で第一頸椎、第二頸椎、そしてそれぞれの椎間関節連動など、要となる骨の動きを確認します。

当オフィスでは、初検の患者様には来院されて施術が終えるまで、短くとも一時間半はいただいています。それは、首はたくさんの神経の通るデリケートなパーツであり、生半可な気持ちでは施術に臨めないからです。

難易度の高い首の施術を専門にされるようになった経緯を教えてください。

渡米する前から首上の施術を実践していましたが、アメリカで素晴らしい知識・高レベルの技術を学んだあとに、いちばん可能性を感じたのはやはり首上の施術でした。これは非常に興味深いエピソードなのですが、アメリカで特に優秀で、最も姿勢がよく、長寿なカイロプラクターが専門としているのが首上の施術でした。首は脳から最も近く、脳と直結する神経、血管、リンパなどが集まっているとてもデリケートな部分です。だからこそ、首周りの状態を正常にすることは、人間の体に非常に大きく影響すると考えています。

首上の施術の中でも、注力されていることはありますか。

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現在、脊髄神経、骨、脳の関係について研究しています。臓器や器官、筋肉、血管、皮膚、骨、細胞など体の機能はすべて脳から脊髄神経を通って、脳の指令を伝達しています。つまり首を通して脳のスイッチを切り替えることで、身体に異変が起きたり、あるいは回復したりするわけです。

骨が神経を圧迫すると脳からの指令が滞り、身体機能が落ちてしまいますから、いかに骨が神経を圧迫しないようにするか。または、神経の流れを正常な状態へと導くか。そして、脳の指令が正常に届くようにするか。これらを常に考えながら施術に取り組んでいます。

先生はなぜ脳や神経との関係に興味を持たれたのですか?

持続力を一番に考えた結果です。今まで治療を続けてもよくならない。あるいは、治療直後は痛みが緩和されたけど、二、三日後に元の状態に戻ったという経験をされた方はいらっしゃるのではないでしょうか。それは、痛みが発生している患部へのアプローチを受けていたからかもしれません。筋肉や背骨、そのほかの関節のバランスを整えても、身体全体の神経をコントロールする脳の機能が低下していると、それらの改善は一時的なものとなり、アンバランスな状態は再び戻ってきてしまいます。

当オフィスで提供しているのは、施術を受けてからある程度持続するもの。つまり、痛みを一時的に楽にする対処療法ではなく、一年後、五年後、十年後というように先を見据えた施術を提供しているのです。

施術に対する、患者様のお声について教えてください。

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とある患者様は、めまいや呼吸不全、原因不明の体調不良など立ち上がれないほどでした。初めて来院された際、将来のビジョンをうかがったところ「国内でもいいから旅行したい」とおっしゃったのですが、一年前にイギリスに、今年の夏にはドイツ旅行を達成されました。別の患者様は左半身がしびれ、左顔面はマヒした状態で、歩くこともままならない状態でしたが、先日ヒルクライムマラソンを見事完走されるなど、すごくパワフルになっておられます。もうひとつ嬉しいのはいろいろな出来事をきっかけに精神的にも肉体的にも、体を維持することが困難な状況だった患者様の事例です。二年半くらい前に来院されたときは「いつかウィーンに行きたい」と語ってらっしゃったのですが、つい先日その夢を叶えて帰国されました。

このように正しいカイロプラクティックを忠実に、オリジナルのファクターを加えて施術を行えば、これだけ変われるのだという事例にたくさん出会えました。その方が来院されたときに痛みのアプローチで留めていたら、海外旅行に行けてなかっただろうし、ましてや走れなかったと感じています。

ここでいうファクターとは何だと思われますか?

経験、知識からくるものがひとつのファクターになると考えます。人間の身体を構成するのは元素で、これらが集合して血液や臓器、骨になります。そう考えると、手技でアプローチするのはピンポイント。スイッチを見つけて、押してあげれば痛みや不調は根本から解決できるはずです。

現在私が行っているのは、感覚受容器の中のそれぞれの受容器と脳・首との関係性を重要視するアプローチです。受容器は体中に張り巡らされており、それを脳が統率していますので、首に触れることで脳にどのようにアプローチすればいいかを確認します。脳と神経を、骨、特に首の骨を使って対話するようなイメージです。

最後に、今後のビジョンを教えてください。

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最近、全国各地を講演でまわらせていただいて感じるのが、結局一人で施術を担当できる人数は限られているということです。各地方に首上の施術ができるカイロプラクターが現れたら、患者様にとっては申し分ないことですよね。よく、同業者に技術を教える理由を聞かれますが、私の中に良いものを留めていても苦しんでいる患者は救えません。ですから、半端な気持ちはなく、高レベルで首上の施術を学びたい方に、私のすべてを持って教えています。とてもレベルの高い技術ですから、モノにできる方はなかなかいないです。しかし、モノにできた方はとても素晴らしい成果をあげています。そういった後進の方を育てていくことも、これからは重要なことだと考えています。現在は奈良のみでの展開ですが、ゆくゆくはハイレベルな正しいカイロプラクティックを地方都市にも広げて、そこにいる患者様が幸せになるお手伝いをしたいと願っています。