「楽器演奏」とカイロプラクティック|頭と首からくる不調なら、奈良県奈良市の春日野カイロプラクティックへお任せ下さい。

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「楽器演奏」とカイロプラクティック

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 来院されている患者様の中には音楽に携わっている方も多数おられます。ジャンルは多種多様でピアノはもちろんのことチェロ、バイオリン、パイプオルガン、ギター、クラリネット、和太鼓、サックス、コントラバス、三味線、笛など非常にバラエティ溢れる素晴らしいものです。
 
 さて、ここでふと考えることがあります。上記の楽器を演奏される方は主にどのような症状で来院されているのか?ということです。統計的には、どの患者様の症状も統一されてはいません。首を主訴(主な症状)としていたり、背中だったり、腰だったり、また肩であったりと、来院された時の主訴(主な症状)はバラバラです。
 しかしながら、レントゲンを撮り、それを分析して、いろいろな検査をしてみると、一つの共通点を見つけることができます。それは、およそ9割の患者様において、骨盤の状態と首の状態があまり良いものではないということです。とりわけ首に関しては骨盤よりもひどい傾向にあります。

 
 なぜ骨盤と首の状態が良いものではないのでしょうか?これには理由があります。まず、姿勢という観点から考察したとき、楽器を構える、もしくは楽器を弾くことは楽器のポジションに体を合わせるということになります。体のポジションに楽器を合わせればいいのですが、通常はそうはいきません。楽器主体に体のポジションを決める為、どうしても体を支える骨盤の状態は不安定になります。また常日頃から同じ体勢で練習等をするため、脳がその状態を記憶するようになります。いわゆる、正しくない姿勢の記憶のはじまりです。これが継続されると骨盤の位置は正常ではなくなり、不安定なものに変化し、その状態が継続します。

 
 また、首では、楽器に応じて首のポジショニングも変化します。例えば、バイオリンの場合、通常は左の方に首を傾けバイオリンを左肩との間に挟むようにして固定します。そしてその状態で曲を奏でます。これは首を左に傾け少し右の方に顔を向ける形になります。ピアノの場合は首を少し前のめりにして少し顎を上げるようにしながら、楽譜を見つつ演奏します。もちろん、鍵盤も見ますので、常に首のポジショニングは運指と曲調に応じて変化します。ギターの場合は、立って演奏することが多いですが(座った場合においても)、弦を弾きますので、運指の確認とピッキングなどで、どうしても首は前のめりの状態(首を前に傾ける)、そして少し右の方に顔を向ける形になります(顔を右向け右)。(右利きの場合)。日本、海外含め、いろいろな機会を得て、多くのギタリストの姿勢を見てきましたが、まず姿勢の良いギタリストは見たことがありません。和太鼓の場合は顔の真正面に大きな太鼓があるので、少し顎を上げたような状態(首を後ろに傾ける)で力強く叩く動作をします。その時の首にかかる負担は相当なものであり、両手の動きとともに首も左右、前後と忙しく位置が推移します。
 つまり、楽器によって首のポジショニングは変わるということです。残念ながら、どの楽器においても正しい首の姿勢は実践されてはいません。何らかの負荷をかけた窮屈な首の姿勢を、脳が正しい姿勢として誤って認識した結果の現れなのです。
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 音楽に従事することは、常に体のケアをする必要があるということが上記の説明からも理解・納得できると思います。そして、このような状態の時にどのようなケア(療法)が一番適しているのか?ですが、首や骨盤の状態を正常な状態にするには、カイロプラクティックが一番適しているのではないか、と言うのが私の結論です。

 音楽に携わる多くの患者様は来院されたときは、「大変ひどい状態である!」と私は感じることが多いです。しかしながら、多様な主訴が改善していき、演奏・講演を素晴らしい形で成し遂げ、喜びの報告をいただいたとき、本当に見させていただいて良かった!と心が嬉しくなります。
 
 もしあなたが音楽に携わっていて、首や骨盤などに何かしらの違和感や不快感を抱いており、上記のことをしっかり改善させ、最高のパフォーマンスで演奏することを望んでいるのなら、上部頸椎スペシャリストのいる春日野カイロプラクティックはお役に立ちます。